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明治期の尉官用両手握りサーベルの出品です。
















軍刀 両手握りサーベル 丹波守吉道銘 登録証付 長さ53cm

------商品説明------
大坂丹波守吉道初代は、京初代丹波守吉道の次男で、正保年間に丹波守を受領のち大坂に移住して鍛刀したことから世に云う「大坂丹波」の礎を築いた名匠である。
この脇差は初代大坂丹波守吉道の優品で、身幅広く、堂々とした体配に三品派の得意とした簾刃を見事に焼き、以降代々その技は継承された。

■刀身
刀身は身幅の広い鎬造りの豪壮な姿は圧巻です。
所々錆やスレ等ございますが、刃文はしっかり確認できます。
「丹波守吉道」と銘が切られているだけあり、所々には簾刃と思わせる独特な刃文が見受けられます。
初代の簾刃は『新刀弁疑』では「刃文の模様取りの中に簾刃の心有り」といった評があり、後代の作のように技巧的で誇張されたものとは趣が異なり、完全な簾刃ではないところに見どこがあります。

■柄
尉官用の両手握りのサーベル型軍刀です。
持ち手部分は大きな親粒の付いた鮫革が使われており、柄の金線もしっかりと残っております。
桜の模様が描かれた駐爪ボタンは、押すとしっかり作動しロックが外れます。
鞘に納める際にはカチッと音を立てて作動し逆さまにしても抜けません。
握った際の手溜りが良く、経年の割にとてもコンディションが良いです。
背金には「丸に曽」と銀で造られたマークが付いており、官給品ではなく持ち主が特注で造らせた一振りではないかと推測できます。

■護拳
特徴的な桜の透かし彫りが施されており、経年の割に保存 護拳の棟側には「壽屋商店」のメーカー刻印がございます。
ハバキと切羽、護拳には4本の線がタガネで切られた跡があり、また他にも「ST」の英字が打刻されてい流のを見るに揃いではないかと確認できます。

■鞘
金属製の鞘には革が巻かれており、多少や破れた跡がございますが、縫い目も目立った解れもなく時代なりに良好です。
所々に革に擦れ等見られますが、持ち主が使用した当時の想いに耽られます。
革覆いはとてもいい ボタンも生きており容易に着脱可能です。
一環吊りの輪は歪みなく、鯉口付近の小さなネジも欠品なくございます。


とても コレクションや歴史的資料として保存して頂くのも最適ですが、ミリタリーのコスプレをする際に実際に着用するのにも問題ないコンディションです。

写真にて商品

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