世界三大毛織物産地に数えられるビエッラ地区の老舗織元、Guabelloグアベッロのカシミヤ入りウール。マルゾット・グループ傘下になる前の、デッドストック/ビンテージ生地になります。ブラウンに近いカーキグリーン(モスグリーン)と、ブルーによるチェック。明るい陽光下だとブラウンぽく見え、蛍光灯下だとダークモスグリーンっぽく見えるようです。地の生地の色(ブラウンに近いカーキグリーン(モスグリーン))自体も絶妙なトーンですが、ダークブルーのコントラストもまた絶妙。どちらかの色が浮くことなく、非常に落ち着いた雰囲気で並んでいます。ありそうでない組み合わせではないかと思います。今となっては、かなり貴重な、一合一会の幻の生地かもしれません。保管していた仕立て屋さんによると80年代~90年代初頭の購入生地であろうとのことです。ちなみに仕立て屋さんもお気に入りの看板生地だったようで、通常の生地棚ではなく、こちらの生地はガラスケースに鎮座していました(残念ながら、と言うべきか、幸運なことにと言うべきか、仕立てられなかったため、こうして残っているわけですが)。ミミに「Guabello Antonio 1815 Wool & Cashmere Made in Italy」と書かれてあります。タグ表示はウール 100%(カシミヤ 10%)となっています。ツイードのような起毛系ではなく、肌触りの滑らかな感じです。虫食いなどダメージは見当たりませんでした。サイズは160cm×190cm。<グアベッロ(グアベロ)>世界三大毛織物産地のひとつとされるビエッラ(イタリア共和国ピエモンテ州)で1815年から、地域に根差して羊毛織物を作り続けるGuabello グアベッロ(設立当初の名称はGuabello Antonio e Fratello グアベロ・アントニオ・エ・フラテッロ)。 1930年代、カイシャはアントニオの4人の息子(ニーノ、アンジェロ、セルジオ、ダニーロ)に受け継がれました。1970年代にベルトラン・グループ傘下に、1990年代からはマルゾット・グループの傘下となっています。グアベッロはカシミヤ並の細さの13.5μm、14μmのウールを独占輸入し、長年培われた技術力で150番手の2プライヤーンに紡績することにも成功。スーパー180"sのウールを使用した王室御用達にもなったロイヤル・フランネルでも有名です。KITO キートンやBRIONI ブリオーニなどとも原料、品質の段階から共同開発を行っているそうです。※専門家ではないため詳細はわかりかねます。詳細は写真にてご確認し、ご判断ください。※生地サイズは素人採寸ですので誤差があるかもしれません。※虫食いなど目視での確認事項は上記に記しておりますが、素人確認なので、気づかないキズがあった場合、ご容赦ください。※なるべく実物に近い状態で撮影して いますが、撮影時の光の加減やPC・スマホ設定により、色合いが若干異なる場合がございます。※ご質問などございましたら入札前にお願いいたします。※未使用品ですが個人保有のものであること、デッドストック、ビンテージの生地であることをご理解の上、ご入札をご検討くださいますようお願い申し上げます。神経質な方のご入札はご遠慮ください。※ノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。(2021年 11月 20日 16時 58分 追加)追記:生地の重さは、家庭用の体重計で測定したところ1kgでした。