ハドリアヌス (117-138) 銀貨デナリウス
表銘字： HADRIANVS AVG COS III PP
表説明： Bare head right
裏銘字： AFRICA
裏説明： Africa reclining left holding scorpion and cornucopiae, basket of corn ears at feet
コメント： Excellent Hadrian portrait on a very nice example of Hadrian"s very popular travel series of denarius commemorating his travels throughout the empire.
参照番号： Sear-M3459

ハドリアヌスは視察巡幸の旅先をテーマに記念コインをいろいろ発行しました。視察巡幸のコインシリーズはハドリアヌスのコインの中で特に人気が高いです。

日本語のウィキペディアから："ハドリアヌスの視察巡幸は、彼自身の好奇心によるものも大きかったが、当時帝国の直面した状況を十分に見据えた上での行動であり、数々の政策を精力的に実行する大きな原動力となっていった。"


開始価格の設定についての一言：
多くのヤフオクの古代コイン出品者は世界市場のレベルから見て、２，３倍高い開始価格（または最低落札価格）を設定しています。Osatocaesarの開始価格は世界市場の価格レベルの同等、またはそれ以下に設定しております。どうぞ、比べてご覧ください。


スラブ入りコインについて：最近の市場の傾向として、高額の現代のコインはグレーディング・サ- ビスの「スラブ」と呼ばれるケースに入っているコインが多く見られます。古代コインの市場にもスラブが使われていますが、現代のコインに比べると普及率はまだ低いです。グレーディング・サービスはいろいろありますが、古代コインの専門的な鑑定力の信用度から考えると、このコインの「NGC Ancients」のサービスがダントツだと思います。古代コインのフチが見えるように、NGCがこの特集なケースを工夫しました。

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コインは本物の古代コインであることは期限なく保証します。

参照資料：
Sear-nnnn = "Greek Coins and Their Values, Vol. 1&2" by David R. Sear
Sear-GInnnn = "Greek Imperial Coins and Their Values" by David R. Sear
Sear-Mnnnn = "Roman Coins and Their Values, Vol. 1&2" (Millennium Edition) by David R. Sear
VM = "The Handbook of Roman Imperial Coins" by David Van Meter
RIC = "Roman Imperial Coins" series
BMC = British Museum"s "Catalogue of Greek Coins" series

注意１：参照番号の後に”Var"がついている場合、出品は参照コインに近いけれども、違うところもあります。
注意２：私が持っている参照資料は"Van Meter"と全Searの本だけです。 オークションにRIC,BMC,等の表示がでる場合、それはSearの本から取ったか、コインを私に売ったDealerからもらった情報ですので私自身は確認していません。

G = Good = 劣; VG = Very Good = やや劣; F = Fine = 並品; VF = Very Fine = 美品; EF = Extremely Fine = 極美品; AU = Almost Uncirculated = 準未使用品; FDC = "Fleur-de-coin" = 製造の時の
（2022年 5月 16日 12時 23分 追加）
ダイアライメント: 約190度