真空管ラジオ ナショナル NS-200型

■昭和27年(1952年)頃の製品 MW専用 ST管5球スーパー

黒のサランネットにアルミのパンチングを被せて その上に透明ダイヤルスケール板を被せています
更にその周囲を重厚なルーバで囲んでスピーカーグリルを兼ねた凝った造りになっています

その均整のとれた引き締まった外観は 高級感も感じる優れたデザインと思われます

当時の資料によれば 民放局が林立する時代の要請から分離感度を高めたとあります
鳴らして見ると よくある夕刻の海外放送のかぶりも無く 一部 近隣県の局も聞ける高感度です

■このラジオ
もともとスピーカーが欠品でしたので 当ヤフオクで入手した KAWAI製 を使うことにしました
エレクトーンに付いていたとの事で 真空管ラジオより製造年は新しく 耐入力もそれなりに
大きいだろうとの予測で入手した物です

鳴らしてびっくり
力強い低音と綺麗な高音でメリハリを感じる音です しかも比較的大きな音量にもワレ、ビビり等の
乱れも見当たらず 真空管ラジオには十分すぎる性能に満足しています

ダイヤル文字板の塗装に欠落箇所はなかったのですが ランプの光が当たると 塗装が浮いて見える為
緑色の数字部分を一旦剥がして再塗装しました

現状 ハムは皆無に近く高感度で静かに鳴っています 今後にも永く安定動作を期待するところです
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■修復内容
キャビネット 操作パネル部を残して旧塗装を剥離 再塗装 ウレタン系ニス仕上げ
サランネット スピーカー部のネットを交換
ダイヤル板 数字部の緑色を剥離して再塗装 + コンパウンド研磨

・シャーシー部 解体後 洗浄、修理、再塗装、コンデンサー類、抵抗、線材を新品で再構築

・ボリューム トーン用 音量用 共にオリジナル品を修理

・外部機器用 3.5φのジャックを付けました、カセット、CD、スマホ、等 手軽にご使用戴けます
3.5φ両プラグのコードを付属品とします

・裏蓋 オリジナル品を研磨清掃したものです


■取替品項目
サランネット、ACコード、ペーパーコン ケミコン全数、抵抗全数、ダイヤル糸、アンテナ線

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■使用真空管
6WC5 6D6 6ZDH3A UZ42 80BK

■寸法
幅 48 Cm 高 26.5 Cm 奥行 19 Cm (つまみ含まず)

■発送に付いて
ヤマト宅急便 120サイズで発送
梱包材の一部にリサイクル品を使用します事 ご了承ください

■到着時の動作は保障致しますが、以降の不具合や外観については保障できません

xvpbvx ↑ ツマミの機能表示文字はオリジナルです ↑ ↑ バラして洗浄再塗装のパーツ 組立て完了です ↑ ↑ アンプ部の動作はこれを鳴らして確認しています ↑ ↑ シャーシー裏の配線 ↑ ↑ 採用のスピーカー コーンにシミがありますが音は良好です ↑