豊田喜一郎伝 オンライン ハードカバー 名古屋大学出版会

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品ですので、経年変化による表紙のよれや傷などあります。 また、画像にありますように、大事だと思った箇所に水色の線が約6箇所(6ページ分)引かれています。ただ、それらを除けば、 中身はかなり綺麗な良い状態です。商品説明 偉大な発明家であった豊田佐吉を父に持ち、技術者、そして経営者として日本の自動車産業発展の礎を築いた男、豊田喜一郎。本書はその生涯を、当時を知る関係者や資料をもとに、和田一夫・由井常彦両教授が書き起こしたものである。 なにぶん戦前、しかも1900年代初期のことであり、事実関係を確認するのは大変な作業であったと推察されるが、両教授の調査は非常に緻密で、書き方にも誠実さが感じられる。脚色などはいっさいなく、ドラマ性には欠けるが、その分当時の雰囲気や喜一郎の置かれた状況が明確に浮かび上がってくる。 内容は、父豊田佐吉の半生に始まり、喜一郎の生い立ち、イギリスでの工場実習、紡織事業、トヨタ自動車工業設立までの一連の流れが、ほぼ時系列で書かれている。発明家として苦労し、息子には同じ思いをさせたくないと思っていた父の目を盗み、研究に没頭したエピソードや有名な「豊田・プラット協定」の話、高品質な自動車が作れず悩んでいたところに生じた戦争と社内の労働争議など、決して楽な道のりとはいえない喜一郎の人生が描かれている。また、入社後わずか1年ほどの新人にエンジンの開発や高級鋳鉄の製造を任せたり、社員のモラルを向上させるために自らが得た特許料25万円(現在価値で約2億5000万円ともいわれる)を特別慰労金として与えたりといった、突出したリーダーとしての一面も紹介されている。 世界恐慌や2度にわたる世界大戦など、激動の時代を生きた偉大なる経営者、豊田喜一郎。その生涯を知ることは、ビジネスパーソンのみならず、変化の時代を生きる者にとって、必ずや何らかの意義を与えてくれるだろう。(土井英司) 内容(「MARC」データベースより) 繁栄の中に潜む危機を鋭敏に察知しながら、時代の制約の中で苦闘して、わが国での自動車事業の創出に精魂を傾けた豊田喜一郎の生涯を、資料に依拠して記述する。2001年トヨタ自動車刊の普及版。

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