ヤマハのトランペットマウスピース、カスタムシリーズで型番は「14B4」です。ボディはシルバープレート（銀メッキ仕上げ）、リムとカップからバックボアにかけてのインナー部分には、美しいゴールドプレート（金メッキ仕上げ）になっています。簡易的な金メッキではなく、しっかりとした厚みで高品質の純金（24K）がメッキされています。
「YAMAHA Custom JAPAN 14B4」という、美しくデザインされた精密な刻印が、ボディをぐるっと一周して入っています。現在、で販売されています。
ヤマハのトランペットマウスピースの「カスタムシリーズ」は、「11B4」「14A4a」「14B4」「14C4」「16C4」「17C4」という、6つの型番のみがラインナップされています。「14B4」はその中でも大きすぎず小さすぎずで人気のある型番で、高音域も演奏しやすく柔軟性のあるマウスピースです。
「14B4」のメーカー発表の仕様は、
リム内径 16.85mmカップの深さ Bカップ（やや浅め）ボア（スロート） 3.65mm（標準的）「やや大きいリム径とやや浅いカップの組み合わせ。完成度が高くトッププレイヤーの高度な要求に応える能力を持つ。」
と解説されています。
Bカップといっても実際には標準的なCカップよりもわずかに浅いくらいで、リム内径が小さすぎないこともあって音色が薄っぺらになることはなく、高音域の出しやすさと輝かしい音色で定評ある型番です。唇が少し厚めの方にも吹きやすいと思います。またV.バックの3Cを使っている方にも、近いサイズで3Cとは違う音色や吹奏感など、試してみる価値のあるマウスピースです。
最近は吹奏楽でもジャズ、ポップスでは曲によってかなりの高音域が要求されるものが多くなってきていますので、曲によって、またフレーズなどの部分的にでもマウスピースを変えることで、ハードなプログラムをこなす手助けになることができます。極端にカップが浅くて薄っぺらな音色になるようなことはないので、違和感なく複数のマウスピースを使い分けることができます。高音域が苦手な方、高音域を出すきっかけをつかみたい人にも向いていると思います。
金メッキは唇への感触が銀メッキとはかなり異なり、滑らかでリップの自由度が格段に変わると感じる方が多いようで、プロ奏者から徐々に使用する人が増えてきています。また音色的にもしっとりとして少し重みのある良い意味で濡れたサウンドになる傾向があり、金管楽器やサクソフォーンでは世界的に金メッキの楽器の需要が高くなってきています。フルートや木管楽器のキー部分やリガチャーにも、以前から金や金メッキ仕様は定番となっていて、高級オーディオの世界でも端子部分などの金メッキは音色の深みが増すことからよく使われています。
ウィーンフィルでもトランペットに始まり、最近ではホルンやテューバまで金メッキの楽器を使う奏者が増えてきています。楽器もですが、直接唇に当たるマウスピースは特にメッキの効果が一段と表出するので、MONETTE社などマウスピースでは金メッキが標準仕様のメーカーも出てきています。
金メッキの効果でやや重心が低く、少しウェットな（しっとりと濡れたような）魅力的なサウンドがします。ボディの中央あたりに2本のスリット（ライン）が入っているのも特徴的で、ちょっとした工夫ですが音色や吹奏感に影響しそうなデザインです。
全体に非常に良いマウスピースの表面とカップ内からバックボア、シャンク先端まで、綺麗に洗浄して適度に磨いてありますので、汚れなどの心配のまったくない清潔なおてがる配送 ネコポスで、日本全国送料無料にてお送りします。ネコポスはヤマト運輸による匿名配送で、配送状況の追跡が可能です。基本的にはポストに投函されるようですが、ポストに入らない場合は配達員の方からの手渡しになるので安心です。 上手く緩衝材を使いますので、厚み3cm以内での梱包でもまったく心配なくお送りできます。
厳重に梱包の上、ご送付いたします。