このベースは92年頃の最も良き時代の日本製で、厳選された良い材を贅沢に使って作られた高級楽器です。指板は高級材のエボニー、ナットはブラス製です。ヘッドの先端が丸いデザインの、この初期型フェニックスは４タイプありましたが、価格は12万円と9万5千円の２種類のみ。典型的な高級ベースです。当時プリンセスプリンセスのAtsuko氏もこのシリーズのPXB-1200P2を使用していました。

コントロールはボリューム／バランサー／トーンで、ミニSWはミドルシェーパー・アクティブサーキットという回路のON/OFFです。スラップ奏法（チョッパー）に適したシャープな音色に一瞬で切り替えるもので、アナログ回路である点が魅力です。ブリッジはボディを挟み込んで締め付けるタイトホールド・ブリッジで、サステインを良くするための工夫です。近年の様に安い原価で作る事を優先するのではなく、良い楽器を作ろうとして各メーカーが競っていた時代の楽器です。

本来はつや消しのマット塗装ですが、商品は全体に、おそらくクルマ用のコーティングが施されていて、非常に美しい艶です。探せば見つかる様な些細なキズは有りますが、普通に見て殆どキズは有りません。ボディバックに千円札ぐらいのステッカー跡が有りますが、光の加減で見えるという程度です。PUカバーのロゴの剥げや、ブリッジのメッキ劣化は有りますが、全体的に見れば美品の部類です。スケールは一般的なロングです。

フレットの減りは殆ど無く、ネックの
●写真のソフトケース（新品）付ですが、もしご不要でしたら落札金額より差し引きます。
●梱包後の寸法は170サイズです。