イスムの掌シリーズ 菩薩半跏像ほとんど箱から出しておりません。塗料の掠れなどは元々の風合いのものです。外箱下面に保管時の汚れが若干あります。中の緩衝材などはキレイなままです。モデルは奈良県の国宝 木造菩薩半跏像。飛鳥時代に造像されたもので、聖徳太子が建立したという日本最古の尼寺の本尊として安置されています。古くは弥勒菩薩と呼ばれていましたが、現在は如意輪観音の名で信仰されています。全身に施される女性的な曲線が優美な印象を与える傑作で、頬にやわらかく添えた指の先に浮かぶ表情は、モナリザやスフィンクスとならんで世界三大微笑のひとつに数えられます。 造像当時の彩色が剥落し下地の黒漆に覆われていますが、その黒く艶やかな輝きが時代を経た像の気高さを際立たせています。イスムでは特にその神秘的な色の表現にこだわり、胸元には艶やかな黒、衣には透明感のある黒、そして光背には木肌のやわらかさを活かした黒と、全身に様ざまなニュアンスを織り込んで仕上げています。・素材：ポリストーン・サイズ：約200(H)×97(W)×105(D)mm 560g / 中国製