アコースティックラボは、1984年に創立されたスイスのスピーカーメーカーです。 出品するBolero Piccolo の底面を除けば、30年前の物とは思えないほどの美品で完動品です。その中でピアノブラックモデルはピアノや弦楽器を美しい音で聴きたい方に大変な人気でした。解像度が高く、透明感はずば抜けているように思います。音源（ソース）を選ぶように思いますが、ソロの器楽曲や人の声、小編成の室内楽などに類い稀なる存在感があります。密度が高く透明感にあふれる音場空間が再現され、その凝縮された空気感には驚きさえ感じます。低音、高音ユニットのエッジは健在ですから今後も十分楽しめると思います。当時20万円もしたことがうなずけます。娘から依頼され出品することにしました。 □僭越ながら私の試聴CDを紹介させていただきます .コレッリ:ソナタ 第12番 『ラ・フォリア』：寺神戸亮/シーベ・ヘンストラ .Biber: ロザリオのソナタ「守護天使」- Passacaglia： Musica Antiqua Kln .同：8つのヴァイオリンソナタ：Romanesca・・・これらはバロックヴァイオリンを使った演奏で、Bolero Piccoloに最適だと思います。また、鏡面塗装の効果でしょうか、ピアノの音の素晴らしさは定評があります。
□低域には12.5cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットはダブルボイスコイル方式で、透磁率の高いHigh Qフェライトコアを使用して巻線数を減少させています。また、振動板には軽量で剛性が高くネオフレックスを使用しています。前面バスレフでの豊かな低域再生は、小型モデルですが見た目以上の能力があるように思います。
□高域にはデンマークvifa社製の1.9cmドーム型トゥイーターを搭載しています。このユニットは、磁性流体冷却方式を採用しており、振動板にはポリアミドを使用していますので劣化は見られず問題なく動作しています。
□SPEC ネットワーク部は極力部品点数を減らし、厳選したパーツのみを使用しています。 方式：2ウェイ・2スピーカー・前面バスレフ方式・ブックシェルフ型 使用ユニット：低域用:12.5cmコーン型、高域用:1.9cmドーム型 周波数特性：60Hz～19kHz クロスオーバー周波数：3.5kHz 音圧レベル：90dB 最大入力：60W インピーダンス：4Ω 外形寸法：幅176x高さ321x奥行225mm 重量：4.5kg 仕上げはピアノブラックで:￥208,000(2台1組、1991年10月発売)
□送料は宅急便の着払いで120サイズ程度です。