米国TUNG-SOL社のTS250を1本出品します。50のナス型です。掲載写真と以下の説明文をご覧頂き、良くご検討の上、ご入札をお願い致します。

ベテランの方へは釈迦に説法となりますが、ナス管はその独特の音色で大変魅力的ですが、製造されてから既に90年以上が経過しており、昨日まで健全だったタマが突然不良(ガス電流によるグロー発生、フィラメント断線、ピンの半田付不良等)になることも間々あります。たとえ未使用に近い
概略寸法は最大径約66mm x 高さ約137mm(ピンを除く)、重量70.5g、カップ型ゲッター台、ベースに「TUNG-SOL TS250」の打刻が有ります。丸みを帯びたプレート形状とベースの打刻ロゴから、同社のナス管最初期の製品と推察されます。

《カタログ上のスペック》
Ef(V)=7.5(AC or DC)、If(A)=1.25
①Ep(V)=450(Max.)、Eg(V)=－84、Ip(mA)=55、gm(mA/V)=2.1(2100μmoh)、Rp=1.80kΩ、RL=4.35kΩ、Po=4.6W(Max.)
②Ep(V)=400、Eg(V)=－70、Ip(mA)=55、gm(mA/V)=2.1、Rp=1.80kΩ、RL=3.67kΩ、Po=3.4W。
米 自己バイアス使用を推奨、グリッドリーク抵抗は10kΩ以下を厳守。

《現品のフィラメントコーティングの目立った剥離、ガラス本体とベース間に緩みはありません。当方でのこれまで使用していません。今回の出品に当たり、英AVO社の試験器での測定結果は以下の通り、これまで出品してきた同型管と比較して良品の平均値レベルです。
Ef(V)=7.5(AC)、Ep(V)=400、Eg(V)=－70、gm(mA/V)=2.1の設定に対してIp(mA)=42、Ip(mA)=55固定に対して、gm(mA/V)=1.5、ガス電流テストは合格(Ig=0μA)、冷態時のフィラメントDCRは、2.8Ω。
当方の経験上からは、自己バイアスとトランス結合、またはチョーク結合の組み合せによる駆動方式が最も安心でき、ロフティン・ホワイト式のような直結回路もお薦めできません。

《入手の経緯》
5年程前に東京・秋葉原の真空管販売専門店で購入し、今日まで予備球として保有してきました。今後は使用する見込みがなくなったので、大切に使っていただける方にお譲りしたいと思います。

《ご入札時の注意事項》
①悪い評価の多い、新規ID、業者、転売目的の方々のご入札を固くお断りします。入札頂いても当方の判断で削除させていただく場合があります。
②製造されてから既に90年近く経過していますので、微細なキズはあります。細かい事が気になる方は、ご入札をご遠慮下さい。
③海外への発送はできません。
④ご落札後は48時間以内のご連絡と72時間以内の